WMSを
自社開発したきっかけとは?!

WMSイメージ

EC事業を始めた時は出荷作業で
夜まで全員での乗り越える毎日…
ずっーとアナログでした。
皆で何とかクリアできましたが、
さすがにこのままだとやばいと実感!

現場の声を取り入れ、
こういったWMSがあったらいいなという
理想で作り上げたeasyWMS

■ 事業内容について教えていただけますか?

私たちは元々卸売りから始まった会社です。今年で43年目となりますね。約15年前からEC事業に力を入れるようになりまして現在は卸売りとEC事業の2本軸でビジネスを展開しており、商品の受注から出荷までを一貫して行っています。

倉庫運営にも力を入れており、効率的な物流体制を築くために、独自の倉庫管理システムであるeasyWMSを開発しました。

■ EC事業を始めた当時の状況は?

倉庫管理が紙とExcelに頼っており、情報管理や共有が不十分でした。倉庫業務のルールや手順が明確に定められておらず、担当者によって判断基準が異なり、ミスや混乱が生じていました。

人為的なミスによる発送トラブルが頻発し、増加する注文量に対応しきれなくなり、業務負荷が限界に近づいていると感じましたね。

WMSを導入することで、
人間が行う作業が大幅に減り
作業時間が大幅に効率化

■ 自社WMSの導入後の話をお願いします。

導入後は、下記のような業務効率化が実現しています。

1. 情報管理の効率化

当社のWMSは、SKUコードやJANコードを入力すると、どの商品がどこに何個あるかを瞬時に把握できる使いやすい管理画面を提供しています。さらに、パソコンでの管理や検索だけでなく、スキャナーやスマートフォンを使用した検索も可能です。

これにより、デスクワークを行う人だけでなく、物流倉庫で日々働いているスタッフも迅速に情報を検索できるため、情報管理の効率化が図れています。

倉庫イメージ

情報管理の効率化について、WMS導入のメリットをお伝えします。WMS導入には、フリーロケーションと固定ロケーションの2つの方法があります。実は弊社は導入前の弊社は固定ロケーションを使用して商品をアナログで管理していました。固定ロケーションのデメリットは、ベテランスタッフが商品位置を把握している一方で、新しいスタッフは把握できないため、経験に依存する管理方法になってしまう点です。

WMSを導入すると、在庫情報が見える化され、誰でもどこに何があるか把握できるようになります。例えば、新しいアルバイトスタッフでも、ピッキングリストからすぐに商品の位置を特定でき、短時間の研修で業務を遂行できます。

さらに、フリーロケーションは空いたスペースに商品を保管できるため、倉庫の保管スペースを有効に活用できます。
これにより、デッドスペースが発生せず、在庫効率が向上し、家賃の抑制やスペースの効率化が実現します。

2. ルール・手順の明確化

WMSの導入により、ルールや手順が大幅に簡略化されました。具体的には、送り状やピッキングリストに基づいて、作業員が指定された場所に行ってピッキングを行い、スキャナーで商品をスキャンして梱包するだけで済みます。そのため、手順が非常に少なくなり、効率的な作業が可能となりました。

導入前は、商品を目視でピッキングし、梱包作業も紙にチェックマークを入れながら行うなど、すべてアナログで対応する必要がありました。このようなアナログ作業は、手間がかかりミスが発生しやすい状況でしたが、WMSの導入によってこれらの問題が解消されました。

3. 発送トラブルの抑制

WMSを導入することで、商品をスキャナーでスキャンしてから発送するため、誤配送がほぼなくなります。導入前は目視での確認に依存していたため、ヒューマンエラーが発生しやすく、発送トラブルが少なくありませんでした。

しかし、WMSを導入することで、これらのヒューマンエラーを大幅に抑制することができました。

4. 注文増加への柔軟な対応

アナログでの注文管理には限界があり、特に在庫管理やピッキング作業が職人的な倉庫運営となってしまう懸念がありました。しかし、WMSを導入することで、すべての情報がデジタルで管理されるようになり、注文が増えても問題が起きることはほとんどなくなりました。ベテランでも新人でも同じ作業効率で仕事を進めることができるため、出荷や倉庫運営は日々順調に行われています。

さらに、人手が足りない場合でも、他のチームや普段ピッキングや出荷を行っていないスタッフがサポートに入ることが可能になりました。これにより、WMS導入前には考えられなかった柔軟な運営が実現しました。この点も導入前だととてもじゃないけど考えれない状況でした。

5. 5分ほどの研修で操作できる簡単設計

スキャナー操作は非常に簡単で、当社では初めて来た派遣社員の方でも5分ほどの研修で習得できるシンプルな設計になっています。

パソコンが苦手な方やデジタルに抵抗がある方でも、誰でも簡単に使えるように設計されています。

6. 作業時間短縮でコストダウン

WMSを導入することで、人間が行う作業が大幅に減り、作業時間が大幅に効率化されました。導入前に比べて現在は、約1/4以下の人員で作業を行えるようになっています。これはWMS導入の大きなメリットです。

当社では現在もWMSを改善し続け、人間が人間にしかできない作業に集中できる環境を整えることを意識しています。

現在は約1/4以下の人員で
作業を行えるようになっているのが
WMS導入の大きなメリット

現在調整中

2026年春サービス開始!乞うご期待を。